平成23年3月1日から平成24年2月末までに刊行された
雑誌、および初版刊行された書籍に掲載された
もっとも優秀な写真作品の撮影者に対して贈呈。
先日、佐藤信一さんの受賞発表の記事を書きましたが
5月25日に講談社本社にて贈呈式がありましたので
その様子をリポートします。
わたしが招待されたのは
佐藤信一さん=佐良クン(ニックネーム)と
南三陸町の同級生で、東京在住で、
築地の店舗で写真集を販売しているから。
今回は最終候補11作品中5作が
東日本大震災に関わるものだったそうですが
選考委員の椎名誠さんの評によりますと
「被災の当事者である著者の
文章や言葉では表現しきれない
暗黒の深い悲しみと無限の怒りを
写真として残す、という淡々とした表現に
『有無をいわせぬ』ちからがあったから・・・」とのこと。
PTA会長らしく、スピーチも慣れたもので
堂々としており、ウイットにも富んだ内容で場を湧かせました。
本人曰く
「金屏風の前に立つなんて、結婚式以外無いと想ってた。
ま、次は息子の結婚式の時かな」
祝賀会では、篠山紀信さんはじめ
そうそうたる写真界の重鎮に囲まれている佐良クンを眺め
改めて事の重大さにハッとさせられました。
同郷の友人の、栄えある時間を共有できたこと。
これも津波によってもたらさせた
ひとつの絆です。
担当:佐々木ふじ子
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