東京から来た約80名のお客様のバス2台に乗り込み、船田と木村が語り部を行いました。
お客様は関東からいらしたロックフェス好きの方々です。
この日は気仙沼でサンマロックフェスがあり、皆さんそのフェスに参加されたのですが
フェスの前に早朝6時から被災地を視察していただきました。
1台のバスには東北を想ってくださる皆様からのメッセージがびっしりと書き込まれていました!!

被災地の視察は大川小学校→志津川の防災対策庁舎→気仙沼漁港周辺→打ち上げられたまま残っている大きな船を車窓から見学という流れで回りました。
大川小学校や防災対策庁舎では以前住宅が密集していた写真もお見せしましたが、
皆さん今は何もない更地をみて、「こんなに家があったなんて…」と驚かれていました。
そして、多くの方が涙ぐんでいました。
防災対策庁舎で船田の説明を聞く参加者の方々↓

震災から1年半が経ち、沿岸部も復興していると思っていた方が多かったようで
地盤沈下で下がったままの堤防や建物が何も建っていない様子は相当な衝撃だったようです。
これからロックフェスを楽しもうとしている人たちに朝から重い話をするのは申し訳ない気もしましたが、被災地の現状を多くの方に知っていただきたい使命感を持ってお話しいたしました。
建物が建っていないのは津波の被害があった沿岸に近いエリアは現在プレハブの建物しか建てられないという事情があります。今後、復興計画でそのエリアは公園や工場に整備されることになっています。
気仙沼の打ち上げられた船は震災を後世に語り継ぐモニュメントとしてそのまま残し、周辺をメモリアルパークとして整備する計画があるそうです。
気仙沼の打ち上げられたまま残っている船(道路のすぐ脇です。写真は車窓から)

被災地の視察は10時頃に終了し、気仙沼おさかな市場にて船田、木村も一緒にフェスを楽しみました。
この日のフェスは入場無料です♪
気仙沼名産のおいしいサンマもチャリティ募金制で無料にて振舞われました。
地元の高校生が楽しそうにバンド演奏をしていたり、DJをしてみんなで輪を作って盛り上がったり、地元の方と関東からいらした方が音楽を通して交流するというとてもすばらしい光景を見ることができました。
特に地元の高校生が本当に楽しんでいる姿が感慨深かったです。
みんなで輪を作って盛り上がっている様子♪

アンコールではthe HIATUSボーカルの細美さんと気仙沼高校軽音部の高校生が一緒に演奏してそこにいる全員に一体感が生まれ、最高に盛り上がりました!!
地元の若い子たちを元気にして夢を与え続けられるよう宮城復興支援センターもより一層
支援活動に力を入れていかなければと感じたフェスでした。
関東からお越しいただき、早朝から被災地を視察していただいた皆様
本当にありがとうございました!!
担当:木村早百合
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