2012年10月05日

語り部タクシー養成講座 開催

10月3日
仙台市の中央タクシーさんで船田が講師となり、「語り部タクシー」の養成講座を開催いたしました。
「語り部タクシー」とは津波の被害が大きかった仙台港周辺や仙台市若林区荒浜地区、名取市閖上地区、仙台空港周辺などをドライバーさんが震災直後の様子や復興の進行状況、震災の教訓などを乗客に「語り部」となって伝えていくという取り組みです。
個人で仙台を訪れるお客様が被災地を見たいという時にタクシーのニーズが多く、中央タクシーさんから講習を依頼され、このたび「語り部タクシー」の養成講座を開催する運びとなりました。

講習は中央タクシーさん会議室でテキストを使っての座学からスタートしました。
マスコミの取材も多く入りました!

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真剣に船田の講義を聞くドライバーさんたち

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ドライバーさんの中には仮設住宅に入居されている方もいてそれぞれが被災者でもあるので震災については十分に説明をできる状況でありましたが、具体的数値が入ったテキストで学ぶことにより、お客様への説明がより説得力を増すとおっしゃっておりました。

1時間ほど講習を受けていただいた後、次は実地訓練です。
マイクロバスに乗り込み、荒浜地区、閖上地区を回りました。

荒浜では船田の説明の後、ドライバーさんにもデモンストレーションで語り部をしてもらいました。

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船田の隣にいる桜井さんは運転手歴46年のベテランなので、船田の講習内容に自分のアドリブを加え、とてもわかりやすく、また臨場感のある語り部をしてくれました。

実地訓練ではガイド中に地震が発生したとの想定で、今いる場所から仙台東部道路より内陸へ避難する訓練も行いました。

約2時間の実地訓練の後、20問の筆記テストを受けていただき、今回受講していただいた10人全員が見事合格となりました!
船田から「語り部」認定証が手渡されました。
認定証をもらい、笑顔の桜井さん。

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桜井さんは「震災が風化しないよう多くの人に語り継いでいきたい。沿岸部の場合、地震が起きたらすぐに高台へ逃げるという防災知識をお客様に学んでいただき、被災地のことを真剣に考えてもらえるような案内を心がけたい」と意気込んでいました。

今回は10人の「語り部」が誕生しましたが、今後、月1回のペースで養成講座を開催し、将来的には中央タクシーさんで50人〜60人の語り部を要請し、他のタクシー会社さんにも呼びかけ、語り部を増やしていきたいと考えております。
「語り部」となったドライバーさんには震災を後世に語り継ぐ使命感を持って案内をしていただきたいです。

担当:木村早百合
posted by 宮城復興支援センター at 12:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月27日

楽器BANKさん訪問

先日、宮城県吹奏楽連盟の副理事長でもある東北高校吹奏楽部顧問の遠藤先生にお会いしてきました。
遠藤先生は宮城県吹奏楽連盟が震災後に開設した「楽器BANK」の代表もされています。
楽器BANKは震災後、全国から楽器を被災地へ届けたいという声が多く、宮城県吹奏楽連盟によって開設されました。
遠藤先生には私どもが現在準備をしている「Heart music school」についてアドバイスをいただき、また楽器BANKに集まった楽器や備品をご提供いただきました。

いただいた楽器はこちらです↓

楽器@.jpg

フルート@.jpg

ギター.jpg

トランペット3本、トロンボーン1本、アルトサックス2本、テナーサックス1本、フルート3本、ギター3台をいただきました!

遠藤先生は打楽器が専門ですが、今回はトランペットを持っていただきました♪

遠藤先生.jpg

楽器もそろったので「Heart music school」を開催する準備は着々と進んでおります。

また、個人でクラリネットをご提供くださった川崎様も誠にありがとうございます。

遠藤先生をはじめ、皆様からのご厚意、心から感謝いたします。
いただいた楽器が無駄にならぬよう、「Heart music school」の良いスタートに向けてスタッフ一同さらに頑張ってまいります!!

担当:木村早百合

posted by 宮城復興支援センター at 13:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月26日

ご協力いただき誠にありがとうございました!

先日よりブログでもお願いしておりました楽器支援のお願いでございますが、
一旦受付を終了とさせていただきます。
全国の皆様よりたくさんのご支援をいただきまして誠にありがとうございました。

震災は風化しているとも言われておりますが、まだこんなにもあたたかいご支援をいただけることに大変感謝しております。
12月に入りましたら、新たな仮設住宅でも音楽の取り組みを行う予定です。
その際にまた楽器が必要となりますので眠ってる楽器がございましたらご協力何卒よろしくお願い致します。

皆様よりご支援いただきました楽器は、後日ブログにて別途ご報告させていただきますのでご覧いただければ幸いです。

今後とも宮城復興支援センターをよろしくお願い申し上げます。

担当:木村早百合
posted by 宮城復興支援センター at 10:26 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月20日

ボランティアのお願いに伺いました

9月19日

先日、ブログでもご紹介いたしました新規取り組み「Heart music school」の概要を説明に東北大学学友会吹奏楽部 部長鈴江さん、赤松さん、宮城教育大学吹奏楽部 部長伊藤さんにお会いしてきました。

吹奏楽部の学生さんには子どもたちへ楽器・演奏を教える先生のボランティアをお願いしたく伺ったのですが、突然の訪問にも関わらず、熱心にお話を聞いて下さり、元々音楽によるボランティアに興味を持っていたと協力的な姿勢を示して下さり、大変感謝です!

また、東北大学の鈴江さんからは使用していない譜面台などの備品を寄付していただけるという大変ありがたいお話もいただきました。
さらに吹奏楽部の何人かでアンサンブルのミニ演奏会なども行えたら…♪
と、いうご提案もいただき、うれしい限りです!

まだ、準備段階ですが、高校まで吹奏楽部に所属し、トランペットを吹いていた私としては、子どもたち・先生どちらにとっても楽しい取り組みになりそうだなとワクワクしています。

とはいえ、楽器がないとスタートできませんので楽器の提供にご協力いただける方は宮城復興支援センター木村・船田・鈴木までご連絡ください。
トランペット・ホルン・トロンボーン・チューバ・フルートを特に探しております。
その他、眠っている楽器があったら仮設住宅の子どもたちのためにぜひ復活させてくださいませ!!

担当:木村早百合
posted by 宮城復興支援センター at 10:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月26日

海外からの継続支援

アメリカのニュージャージー州の表千家流茶道教室主催・北澤宗紫(恵子)先生が、6月9日と10日の2日間に自宅の茶室にてチャリティー茶会を開催されました。地元の日本人の子供達を含む約70人が訪れ、日本文化を体験することができたそうです。

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当日の詳細は下記をご覧下さい。
チャリティー茶会 2012年

チャリティー茶会で集まった寄付は宮城復興支援センターへご支援を頂くことになっております。
寄付を頂いた皆様の心と共に、復興支援のためにつかわせていただきます。

今回のご支援は下記のために使わせていただきます。
・子供の心のケア
・仮設住宅での生活不活発病予防

ニュージャージーからのお茶を楽しみながらのご支援誠にありがとうございました。

担当:逢坂 剛

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posted by 宮城復興支援センター at 14:21 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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