2012年06月08日

ワカメ取り漁船に乗り込みました!

オクトパス85と一緒に、ワカメの収穫作業を手伝おうと思い
南三陸町石浜の佐藤さんの船に乗せてもらいました。

最初は上手くいかなくても、何度か乗るうちに覚えて
お役に立てるようになるだろうという安易な考えで乗りましたが
一回でその思いは打ち砕かれました。

船に乗る前夜に、集会場で宴会があったので参加させて頂きました。
オクトパス85も、新鮮な刺身を食べて大喜びです。

ワカメ漁.jpg

ワカメ漁2.jpg

まぐろの刺身を食べて、オクトパス85が

 「ここで、これが取れるんですか!?」と質問すると、

 「もちろん何でもとれるぞ!」と漁師さんが答えると

漁師さんの間で大爆笑が起こります。

マグロ漁は特殊で、普通の漁師さんは獲りません。
そもそも、魚の種類に合わせて、漁の方法も道具も船の形も違うのです。

近海ものだと白身魚が大半なので、漁に行けばどんな魚でも獲れるという
都会の人の考え方が面白いようです。

ワカメ漁3.jpg

その宴会の席で、船に乗る事を伝えると、皆さんの反応が悪かったのですが、

夜中の2時に宮城復興支援センター登米支部を出発して
夜中の3時に実際に船に乗ると、甘い考えだったことが分かりました。

ワカメ漁4.jpg

まず、酔い止めを飲んだのに、ケンゾウは船酔いでダウン。
5ケンゾウは船酔いでダウン.jpg

船田もほんのり船酔い、元気なのは親方だけ。
6親方は元気.jpg

そして、なにより危険なのは、遠くに見える別の船の光が波で見えなくなるほど
巨大な三角波が押し寄せて、どこかに捉まっていないと、真っ暗な海に放り出されそうです。

そんな大揺れのなかで、黙々とワカメを刈り取っていましたが、
お手伝いをするつもりで乗り込んだのに、
邪魔にならないように、端っこに捉まっているのが精いっぱいでした。

漁師のねじり鉢巻きがかっこいい↓
7漁師さんのねじり鉢巻きがかっこいい.jpg

朝日が昇るころに刈取りを終えて、漁港に戻ります。

8夜明けに作業終了.jpg

その頃には、船酔いのケンゾウも回復しつつ・・・
9みさこさんとケンゾウ.jpg

親方は相変わらず元気!
10元気な親方.jpg

漁港に水揚げしたワカメを並べて、メカブ部分を切り取り、
釜で茹でて、冷却します。

港で並べて選別↓
11港で並べて選別.jpg

茹でたてのめかぶにかぶりつく親方↓
12茹でたてのめかぶにかぶりつく.jpg

食文化の山下さんもお手伝いに↓
13食文化の山下さんも手伝いに.jpg

佐藤会長がワカメを茹でて冷却します↓
14佐藤会長がワカメを茹でて冷却します.jpg

そして、家に持ち帰り、塩を混ぜて、1日寝かせます。

混ぜ終わると前日寝かせたワカメの芯を取り外す作業が始まります。

15数日塩漬したワカメの芯を取り除きます.jpg

16数日塩漬したワカメの芯を取り除きます.jpg

朝3時から作業して、ワカメの芯取り作業を夜まで行います。

そして数時間寝たら、また刈取りが始まります。

そんな生活を2月の末から3ヶ月も続けるので
買物に行く暇もないのです。

そんな手塩にかけた貴重なワカメは、今年は通常の1.5倍から2倍の価格で売れました。

しかし今回船に乗せて頂いた佐藤さんは、震災前の4分の1しか準備できなかった上に
種付けして育ちつつあったワカメが、トロール船にひっかけられて
ほぼ全滅してしまいました。

弱り目に祟り目とはまさにこのこと。

でも、「来年頑張るから」と笑顔で耐えているのです。

漁業の復興はまだまだ時間が掛かりますので
魚売り場で「宮城県産」のワカメや魚や貝があれば、ぜひ買って支援をお願いします!

担当:船田 究


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2012年05月28日

【贈呈式】第43回講談社出版文化賞写真賞

(授賞対象)
平成23年3月1日から平成24年2月末までに刊行された
雑誌、および初版刊行された書籍に掲載された
もっとも優秀な写真作品の撮影者に対して贈呈。

先日、佐藤信一さんの受賞発表の記事を書きましたが
5月25日に講談社本社にて贈呈式がありましたので
その様子をリポートします。

わたしが招待されたのは
佐藤信一さん=佐良クン(ニックネーム)と
南三陸町の同級生で、東京在住で、
築地の店舗で写真集を販売しているから。

今回は最終候補11作品中5作が
東日本大震災に関わるものだったそうですが
選考委員の椎名誠さんの評によりますと
「被災の当事者である著者の
文章や言葉では表現しきれない
暗黒の深い悲しみと無限の怒りを
写真として残す、という淡々とした表現に
『有無をいわせぬ』ちからがあったから・・・」とのこと。

スピーチ.JPG

PTA会長らしく、スピーチも慣れたもので
堂々としており、ウイットにも富んだ内容で場を湧かせました。
本人曰く
「金屏風の前に立つなんて、結婚式以外無いと想ってた。
ま、次は息子の結婚式の時かな」

篠山紀信.JPG

祝賀会では、篠山紀信さんはじめ
そうそうたる写真界の重鎮に囲まれている佐良クンを眺め
改めて事の重大さにハッとさせられました。

同郷の友人の、栄えある時間を共有できたこと。
これも津波によってもたらさせた
ひとつの絆です。

担当:佐々木ふじ子


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2012年05月13日

第43回講談社出版文化賞

この表紙を見ただけで「あ、あの写真集ね」と想われるでしょう。
佐良スタジオの二代目、佐藤信一さんの写真集です。

bookphoto2.jpg

震災当日は普段仕事に使っているカバンだけを手に避難。
カメラが2台入っていることに気付き、夢中になって撮った写真は
直後からの貴重な資料でもあり、月日が経過していく中で
人々が少しずつ希望の光を取戻しつつある記録でもあります。

その視線は被災者としての厳しい現実を見る目線だけに留まらず、
小学校のPTA会長の任にもあったことから
どこか温かく、未来に繋がるものをも見つめているのが感じられます。

南三陸町においては一家に一冊、バイブルのような本ですが
築地の店舗でも「写真集として素晴らしい!」「皆に見せたい」と
国内外の方がお買い求めになって行かれます。

そしてなんとこの度、
佐藤信一さんの写真集「南三陸町から 2011.3.11〜2011.9.11」が
第43回講談社出版文化賞を受賞しました!!!
(発行・ADK南三陸町復興支援プロジェクト 発売・日本文芸社)

http://www.kodansha.co.jp/award/syuppan-bunka.html

過去の受賞者は著名な方々ばかり・・・
http://www.kodansha.co.jp/award/archive/syasin.html

5月25日に東京で受賞式が行われます。


担当:佐々木ふじ子


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2012年05月12日

ニューヨークの美術学校からの支援

ニューヨークの大変歴史のある美術学校が宮城復興支援センターを継続して
支援していただけることになりましたので、ご紹介させていただきます。

その学校は、アート・スチューデンツ・リーグ・オブ・ニューヨーク
(The Art Students League of New York)というところで、1875年に
創立された非常に歴史があり、またその生徒と教師には数多くの歴史的
に重要なアーティストを輩出してきた学校になります。

著名な日本人では、「智恵子抄」や「乙女の像」で知られる高村光太郎
なども学んでおります。
※The Art Students League of New Yorkについて(Wikipedia)

美術学校 Art Students Leagueの構内
美術学校.JPG

今年の3月に行われたニューヨークのイベントにおいて、宮城復興支援
センターが国連でのレセプションに参加した際に、お会いした心理学者
のドクター・ジュディ氏に美術学校のシンシア氏を紹介されたのが、
きっかけになります。

ドクター・ジュディ氏は、当センタースタッフがニューヨークから帰国
した翌週には、今回の縁で被災地をみるために仙台に入られて、小中学校
や仮設住宅を訪問し、セミナーやコンサート等、短期間に精力的な活動を
行った方になります。

中学校でのセミナーの様子
中学校.JPG

仮設住宅の訪問の様子
仮設住宅.JPG

中学校でのコンサートの様子


※活動内容の詳細については以下のブログ記事を参照ください。
 ・海外からの心のケア支援
 ・仮設住宅でのコンサート
 ・心のケアとミニコンサート♪

美術学校では、今後、絵を売った収益を継続的に当団体に寄付していた
だけるほか、将来的には絵の収益で被災者をアメリカに招待したり、
奨学金制度をつくろうと考えておられます。

絵.jpg
美術学校より寄贈された絵

早速、今月5月20日に美術学校で行う震災復興支援のイベント
「scroll for japan」におきましても、収益を寄付していただける
とのことです。改めてこの場をおかりして、感謝申し上げます。

※イベント「scroll for japan」について
http://www.scrollforjapan.com/events.php
イベント.JPG

また、この20日のイベントでは、被災地の仙台を中心に活動する
「高橋裕子舞踊団」がゲストとして、オープニングにダンス
パフォーマンスを披露致します。

「高橋裕子舞踊団」については、この活動ブログでも紹介しましたが、
今月5月にニューヨークにおいて、チャリティー公演、ラママでの招聘公演、
ワークショップ等の活動を行う予定です。

「高橋裕子舞踊団」のチャリティ公演
http://ganbaro-miyagi.seesaa.net/article/269020332.html

写真1.jpg

担当:茂木朋広


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2012年04月23日

南三陸町石浜生活センターが新築されました

南三陸町の石浜へ挨拶に行く途中で、震災直後から
何十回も通っていた石浜集会所避難所がリニューアルしました。

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避難所時代にも、会長からここは改装する予定だったと聞いていましたが、
震災の影響でどうなるか分からないと言っていました。

どうせ改装するなら、この地方につたわる能の舞を後世に伝えるために
能の舞台を2階に設置して、ライトアップしましょうと話していたのが
つい先日の様です。倉庫にもとの看板が寂しそうに置かれていました。

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外のテントの中で、みなさんが酒を飲みながらバカ話をしている光景が
目に浮かび、すでに10年くらい経過した感じがしますが、
あれがたった1年前の出来事だとは驚きです。

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ここの改装を積極的に進めてくれていた役場の職員は
残念ながら津波で命を落としたとのことで、その方の思いを遂げるために
大工が不足してどこも工事が進まない中で、
無理やり大工を連れてきて作ったと言っていました。

今年も、ここに大きなこいのぼりを建てたいと思いつつ
感慨にふけっておりました。

担当:船田 究


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