以前も南三陸町に花火を300セット届けてくださった株式会社いなげやの皆様が今度はバスツアーを企画し、被災地を訪れたいとおっしゃってくださり、そのコースの視察に木村が同行いたしました。
以前、支援してくださった方がまた同じ地域を支援したいと言ってくださることは大変ありがたいです!!
この日は南三陸町の視察をしました。
歌津の寄木漁港では被災した漁師の畠山鉄雄さんのお宅を訪問し、震災当日の話や震災後どのように仕事を再開したかなど、地元の人ならではの貴重なお話を聞くことができました。
畠山さんが避難した自宅の裏山も見学させていただきました。
避難した場所は高台で「まさかここまで波はこないだろう」と、思っていたそうです。
ですが、家の前に見える海面の水位がどんどん上がってき、この写真に写っている山のずっと奥まで逃げて、難を逃れたそうです。

下の写真で海面に浮かぶ小さい島がすっぽり隠れるまで水位が上がり、波が来たそうです。

鉄雄さんや娘のめぐみさんは「今思い出しても自分たちが助かったのは奇跡としか言えないけれど、今後どこかで地震が起きた時に自分たちの経験が参考になるなら多くの人たちに話したい。」と、言っていました。
宮城復興支援センターとしても今後、どこかで震災が起きた時、できるだけ被害を少なくするために多くの方に被災した地元の方々の話を聞いていただきたいです。
鉄雄さんやめぐみさんの話を聞いて、改めて被災地視察バスツアーの重要性を感じました。
畠山さんのお宅にはちょうど東京からボランティアで学生さんが来ていて、夕食のバーベキューをしているところでした。

私たちもその日にとれたホタテをその場で生と焼いたものといただきましたが、これほど甘いホタテは他では食べられないのではないかと思うほどおいしかったです。
いなげやさんは関東でスーパーを展開されているので皆さん食べ物には詳しい方々ですが、このホタテは大絶賛されていました。
来年のバスツアーでは多くの方々にこのホタテや歌津名産のワカメを召し上がっていただき、震災の防災知識を鉄雄さんやめぐみさんから学んでいただきたいです!
担当:木村早百合
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