2012年09月20日

ボランティアのお願いに伺いました

9月19日

先日、ブログでもご紹介いたしました新規取り組み「Heart music school」の概要を説明に東北大学学友会吹奏楽部 部長鈴江さん、赤松さん、宮城教育大学吹奏楽部 部長伊藤さんにお会いしてきました。

吹奏楽部の学生さんには子どもたちへ楽器・演奏を教える先生のボランティアをお願いしたく伺ったのですが、突然の訪問にも関わらず、熱心にお話を聞いて下さり、元々音楽によるボランティアに興味を持っていたと協力的な姿勢を示して下さり、大変感謝です!

また、東北大学の鈴江さんからは使用していない譜面台などの備品を寄付していただけるという大変ありがたいお話もいただきました。
さらに吹奏楽部の何人かでアンサンブルのミニ演奏会なども行えたら…♪
と、いうご提案もいただき、うれしい限りです!

まだ、準備段階ですが、高校まで吹奏楽部に所属し、トランペットを吹いていた私としては、子どもたち・先生どちらにとっても楽しい取り組みになりそうだなとワクワクしています。

とはいえ、楽器がないとスタートできませんので楽器の提供にご協力いただける方は宮城復興支援センター木村・船田・鈴木までご連絡ください。
トランペット・ホルン・トロンボーン・チューバ・フルートを特に探しております。
その他、眠っている楽器があったら仮設住宅の子どもたちのためにぜひ復活させてくださいませ!!

担当:木村早百合
posted by 宮城復興支援センター at 10:42 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月18日

急募!仮設住宅のこどもたちのために楽器を集めています!

このたび、宮城復興支援センターでは仮設住宅に入居している子どもたちのために音楽による心のケアを新規取り組みとして行っていきたく現在準備を進めております。

そのため、下記楽器をレンタルもしくはご提供いただける所と
子どもたちに楽器を教えていただけるボランティアさんを現在募集中です。
※楽器指導は「吹奏楽経験がある」程度のレベルで全く問題ありません!

<必要楽器>
 ・トランペット
 ・トロンボーン  各10個前後
 ・ホルン     
 ・チューバ  

 ※その他、バイオリン・木管楽器・ギターなども眠っている楽器があれば大歓迎です!! 

新規取り組みの詳細は下記をご覧下さい↓↓

<音楽による子供の心のケアプロジェクト〜Heart music school〜>

■目的
@被災した子供たちが集中して音楽へ取り組むことにより、 
潜在意識にある震災のストレスを少しずつ癒し、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に類似した精神不安定や
不眠などの 諸症状が将来的に発生しないよう、その予防を継続して行う環境を整備する。
A今後全世界で発生する震災時に、この仕組みをそのまま 発生地で行うことで、一番後回しにされる子供の心のケアを 一番最初に行うことができるノウハウを確立する。

■〜子供たちの心を癒す 音楽の可能性を感じる被災地での話〜

 震災直後、ある避難所で自衛隊が被災者を励ますために「三線」を演奏しながら踊りました。それを見ていた女子学生が自分も演奏したいと申し出たところ、自衛隊が「三線」をプレゼントしてくれました。その後、隊員が先生となり、夜に懐中電灯で薄暗く照らされた調理室での練習が続き、それから約3 週間後に行われたお別れ会では、女子学生が三線を演奏し、それを見て自衛隊員や他の子供達が泣きました。その女子学生は最初は話しかけても、返事をまったくしないほど暗かったのですが、三線の練習を通して、次第に笑顔を見せるようになりました。音楽による癒しの力を目の前で見て、他の多くの子供達にもこのような経験させてあげたいという強い思いが生まれました。
三線 画像.png


■被災地では「継続性」が失われている
これまでも被災地や仮設住宅でコンサートなどの音楽による支援は多く、その他にも数多くの支援が行われてきましたが、ほとんどが「単発」や「短期」の支援でした。
「単発」の支援が全く効果がないわけではないのですが、「単発」や「短期」の支援は「次はいつ訪れてもらえるのだろうか?」などと、逆に被災者が不安を募らせるためあまり効果を期待することができません、被災地では「継続性」をお届けすることが最重要であり、「仮設を出た後にも続く継続性」を前提にした支援が必要です。
宮城復興支援センターでは、震災直後から「継続性」を基本とした様々な支援活動を行ってきました。心のケアである「Heart music school」も長期継続出来なければ最初から支援する意味がないと考えます。

皆様からのあたたかいご支援を心よりお待ち申し上げております。
ご協力いただける方・お問い合わせは宮城復興支援センター木村・船田・鈴木までお願いします。
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宮城復興支援センター http://www.ganbaro-miyagi.com
木村早百合(きむらさゆり)
メール:kimura@gakuwarinet.com
■本部
〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町1-12-12
TEL : 022-398-9148 FAX : 022-398-9968
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*当センターの窓口団体(責任団体)はNPO法人学割netです。
 NPO法人学割net http://www.gakuwarinet.com
 〒980-0014 宮城県仙台市青葉区本町1-12-12-2F
 TEL:022-398-9969

担当:木村早百合
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2012年09月13日

南三陸&気仙沼スタディツアー続編

9月12日のスタディツアー続編です。

さんさん商店街のあと、漁港やがれき集積場の周辺を車窓から見学し
吉野沢の仮設住宅へ向かいました。
まず、最初に通常は見ることのできない仮設住宅の中を見学させていただき、2部屋しかなくてここに4人で住んでいるということを説明すると、
皆さん「Unbelievable!(信じられない!)」と、驚かれていました。
この現状をハワイの多くの方に知っていただきたく、写真に収めていただきました。

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次にお待ちかねのお買い物タイムです。内職で作っているカフェエプロンや巾着、
アクリルエコたわし、どれもかわいくておしゃれで日本のお土産としてもぴったりでお手頃価格で売られているので皆さんたくさんお買い物してくれました♪

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すぐに開封して身につけるくらい気に入った方も。よくお似合いですよね。

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内職づくり「しゃねっちゃ工房」の工場長と宴会部長のめぐみさん
※しゃねっちゃとは方言で「(津波が来たけど)しょうがないよね。(がんばろう)」という意味です。

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大人気で芸能人のようにたくさん写真を撮られていました!

ハワイの方々からたくさんのお土産も!本当に皆さん心の優しい方々です。

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全員で記念撮影。福幸サロンは「復興」とかけています。良い言葉ですよね。

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工場長とめぐみさんにお別れをし、気仙沼まで北上しました。
気仙沼からの帰り道、大谷海岸の道の駅にて。

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大谷海岸は震災前JR気仙沼線が走っていて、日本一海に近い駅ということで有名でしたが、
津波の被害を受け、現在再開の目処が立っていません。
津波の被害を受けたホームと線路を間近で見ることができるので、臨場感があります。
この日は快晴で海の青色も一際澄んで見えました。

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大谷海岸を後にし、再び南三陸町に戻り平成の森にて夕食となりました。
皆さん、お箸の使い方も上手で魚も「おいしい!」と、召し上がられていました。

長い1日となり、お疲れではないかと、少々心配でしたが、
皆さん最後まで私の話を聞いて下さり、お別れの際にはハグをしてくれてとても嬉しかったです。
改めまして、今回来てくださった皆様&H.I.S.様 誠にありがとうございました!
また、いつかどこかでお会いできることを願って…*

担当:木村早百合
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posted by 宮城復興支援センター at 14:08 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経済活性化支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

南三陸&気仙沼スタディツアー

9月12日
H.I.S.様の企画でハワイから6名のお客様が被災地の勉強及びお買い物支援に来てくださいました。
遠くハワイから宮城県にお越しいただき、誠にありがとうございます!

<出発直後の様子>

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5時間の時差にも関わらず、朝から皆さん元気で私の自己紹介にも笑ってくれ、
とても友好的でした!

車内で自分の体験談も含め、震災当時の話や宮城復興支援センターがこれまでやってきたことなどをお話しさせていただいたところ、皆さん熱心に私の話を聞いて下さりました。
通訳ガイドさんが私の話を英訳してくださったのですが、日本語が分かる方もいたので日本語で話している際にもうなずきやアイコンタクトがあり、個人的にもとても嬉しかったです。

最初の目的地、大川小学校では献花をしてくださり、全員で黙祷をいたしました。
私が大川小学校での被害の内容をお話しし、かつての校舎の写真をお見せすると、
皆さん涙ぐんでいらっしゃいました。
それだけではなく、なぜ多くの命が犠牲となってしまったのか?
実際に避難しようとしていた三角地帯と呼ばれる高台を見てもらうことで、
今後津波に遭遇した際、より高いところに避難しなければならないということを学んでいただけたと思います。

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次の目的地は南三陸町です。
まず、はじめに防災対策庁舎へ行きました。
ここは現在、建物がどんどん壊され、復興計画が進んでいる南三陸町において、
津波の恐さを見るだけで体感できる貴重な場所です。
ここでも献花、黙祷をしてくださいました。そして、以前の建物の写真をお見せしながらお話しをすると、皆さん「Amaizing!(信じられない)」と、何度もおっしゃっていました。
質問も積極的にしてくださり、つたないながらも私も英語でお答えしました。

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少々、重い話になってしまいましたが、そろそろおなかも空いてきましたので、
防災対策庁舎を後にし、さんさん商店街にて昼食&お買い物に行きました。
ハワイの皆様は海鮮丼のお店とお蕎麦のお店でそれぞれお好みのものを召し上がられました。
お土産ではお麩やワカメ、そのまま食べられるおつまみ昆布が人気でした。
手作りの木のおもちゃも「So cute!(とてもかわいい!)」と大人気でした。

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午後からは仮設住宅での交流会、気仙沼漁港周辺の視察とスタディツアーは続きましたが、
その模様はまた後日続編としてお伝えいたします。

担当:木村早百合
posted by 宮城復興支援センター at 11:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経済活性化支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年09月11日

読売旅行様 東北研修旅行

9月3日
読売旅行様の東北研修旅行に同行いたしました。
気仙沼のおさかな市場で待ち合わせ、バス4台に宮城復興支援センター茂木、船田、逢坂、木村が語り部として乗り込みました。

気仙沼市は労働人口の86%が漁業従事者で特定第三種漁港である気仙沼漁港をはじめとした漁業と水産加工業が非常に盛んなところであります。
サンマやカツオの水揚げが有名でまた、フカヒレの収穫量は全国の95%を誇っております。
そんな気仙沼市ですが、東日本大震災では漁港周辺の加工場の多くが津波で流されてしまい、
今では建物の基礎だけが残っている状態です。
住宅があった場所の津波後の風景と違うのは残っている建物の基礎の枠組み(面積)が大きいということです。
そのため、気仙沼漁港周辺の風景からは津波によって生活を支えていた産業が一瞬にして消えてしまったことがわかります。

気仙沼では車窓から津波の被害を見学していただいたのですが、その後は南三陸町へ向かいました。
南三陸町まではバスで40分ほどの距離ですが、今回は私の語り部に加えて津波が押し寄せる映像を流しました。その映像は南三陸町の歌津地区に住む住民の方が震災当日に今後の教訓として生かしてほしいという思いでつらいながらも自分の住む街に津波が押し寄せ、何もかもが流されてしまうまでを記録した貴重な映像です。
時折、「あ〜全部なくなった」などと、撮影者の方の声が入るので臨場感があり、参加者の方々は皆さん真剣な表情で映像を見てくださいました。

南三陸町に入ってからはまずはホテル観洋さんで昼食となりました。
ホテル観洋さんは津波が2階部分を貫通しましたが、他の階は一切ガラスやシャンデリアなどに被害がなく、最強のホテルだと地元の人に言われております。女将さんがとても明るく、強い方で南三陸町の観光が
震災によって廃れぬよう大変努力をされています。

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ホテル観洋さんで昼食をいただいた後は志津川地区にある防災対策庁舎跡、歌津地区の仮設住宅を見学いたしました。
仮設住宅では住民の方々何人かが工房を建て、内職で作っているかわいくて実用的なアクリルたわし(流行りの洗剤がいらないヤツです☆)やおしゃれなカフェエプロンなどのフリーマーケットにて皆さん気に入った商品やご家族、ご友人へのお土産をたくさん買ってくださいました。

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買い物を通して、会話も生まれ、住民の方々、旅行の参加者の方々どちらにもいい笑顔が広がっていたのがとても印象的です。今後もこのような交流が続くよう引き続き頑張っていきます! 

担当:木村早百合
posted by 宮城復興支援センター at 10:33 | Comment(0) | TrackBack(0) | 経済活性化支援 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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